今日は「マッチングアプリ投資詐欺」についてまとめます。
こんにちは、keenです。
海外の投資サイトなどに投資した結果、お金をだまし取られるといった被害が近年急速に増えています。
マッチングアプリ、サイトを通じて知り合ったアジア系外国人女性(男性)から勧められて投資をしてしまうケースが多く、深刻な問題になっています。
昔から「出会い系は危ない」と言われてきましたが、それは今も変わりません。
ニュースになっているのは氷山の一角に過ぎません。
被害者が情報公開を拒否するケースも多く表に出ない事件が沢山あるのです。
マッチングアプリ投資詐欺って?
新型コロナウイルスの影響で出会いの場(合コンやお見合いなど)が減少しており、パートナーをオンラインで見つける出会い系サイトやマッチングアプリ等を利用する機会が増えているようです。
このようなサービスでは、オンラインで気軽にパートナーを探せる一方、本人確認の徹底が難しいことから、本来の利用方法ではない目的で近づいてくる人物とマッチングしてしまうことがあります。
中でも、アジア系外国人女性(男性)による投資等の海外サイトに勧誘する手口が目立っています。

出会って間もないのにどうして信用してしまうんだろう。
そこが怖いところだよね。
恋は盲目って言うけど洗脳と同じだよ。
国民生活センターが注意喚起
こうしたなか、国民生活センターからも注意喚起が出されています。
「マッチチングアプリでは、気軽にパートナーを探せる一方、本人確認の徹底が難しい」ことから被害に遭ってしまうとしています。
出会い系サイトやマッチングアプリ等を介した投資に関する相談件数は、数年前まではほぼなかったのに対し、2020年に入ってから一気に50件に増えています。
相談してくる多くは30歳~40歳代の男性で、被害額の平均は200万円前後だといいます。
ターゲットは小金持ちの男性
狙われやすい人はこんな人だそうです。
・貯金がある
・借金ができる(社会的信用がある)
・仮想通貨などの投資に興味を持っている
・ネットを使いこなせる
・真面目で世間知らず
・英語を話せる
・独身男性
当てはまる人は十分警戒しましょう。
手口は年々巧妙になっている
仮想通貨で170万円だまし取られる
マッチングアプリから投資サイトへ誘導してお金をだまし取る方法は、多種多様であり、複数の海外ブラック組織が手を引いていると思われます。
ある30代の男性は、マッチングアプリで出会った自称シンガポール人女性に、仮想通貨で170万円だまし取られました。
アジア人になりすました異性が、投資サイトに誘導するケースが続発してます。
他の被害者の証言から、手口に共通性があることがわかっています。
組織は複数あると見られていますが、おおもとは同じグループにつながっているかもしれません。
仮想通貨で160万円が500円に
160万円がワンコインになった40歳代男性。
出会い系アプリで自称20歳代の台湾人女性と知り合いました。
写真を見る限りは美人で親が実業家のお嬢様であるかのように装っていました。
ラインでやりとりをするようになり、「結婚して日本に住むのが夢だ」といういかにも怪しい言葉に引っ掛かってしまうのです。
男性は会ったこともないのに結婚を意識するようになります。
1か月ほど過ぎ、女性から「将来に備えてお金を貯めましょう」とある投資サイトを紹介されました。
このサイトでは、ビットコインなどの仮想通貨を使って投資するようになっていました。
「お互いに出資し合って結婚資金を増やそう」という謳い文句に乗せられ、どんどん投資してしまいました。
そのサイトは、最初は勝ったように見せて後でゼロになる、つまり裏で悪徳業者が操作している資金を搾取するだけのニセ投資サイトでした。
共通する手口
シンガポールの女性からだまし取られた30歳代の男性もやはり15000ドルが「0」になってしまっています。
手口が共通しています。
出会ってすぐに投資の話を持ちかけず、1~2か月はメールなどでのやり取りをします。
警戒心を解いて心を許したと見るや一気に金をむしり取ります。
ネット調べてみるとこの投資サイトが、中国系の詐欺サイト(プラットフォーム)であることが判明しました。
男性側が女性に問いつめると、「自分も出資していてお金がなくなったのだ、自分も被害者だ」と言い返してきます。
それから間もなくして、彼女からの連絡は途絶えます。
投資サイトもいつの間にか消えていました。
資金は取り返せない
国民生活センターは「海外の詐欺的な事業者に関して、その所在がわからず、連絡もつかなくなった場合、事業から返金を受けることは大変困難です。」と注意しています。
身元のはっきりしない海外の投資サイトの場合、お金は戻ってこない可能性も考慮する必要があります。
知っておきたいのは「相手が海外に所在する業者であったとしても、日本に住む人に対して、投資勧誘をするには、金融商品取引業の登録が必要になる」ことです。
投資する前に、事業者が金融庁への登録を行っているかどうかを、金融庁のHPで確認するようにしましょう。
金融庁へ届けを出していない業者の投資サイトへの送金は、絶対にしないでください。
トラブルに巻き込まれたら
もしトラブルに遭ってしまったら「188」(消費者ホットライン)に電話をかけて相談しましょう。
もしくは、海外事業者とのトラブルを扱う国民生活センター越境消費者センター(CCJ)に相談しましょう。
まとめ
メッセージのやり取りをしていると、不思議と相手に好意を抱いてしまうものです。
一度も会ったことのない相手のはずなのに、運命で引き寄せられた、と思いこんでしまいがちです。
もしも、お金の話が出てきたら、100%怪しいですから心を鬼にして連絡を絶つべきです。
被害に遭わないためには、よく調べることも必要ですが、まずは上記センターに相談することです。
このことを忘れないでください。
外国人だからと侮ってはいけません。
特にアジア人は日本人と同じで賢いです。
用意周到に準備していますから身元が知れず、投資話などをしてくる人を絶対に信用してはいけないのです。
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